日本伝統的な和彫りのスタイルに加え、長年海外を渡り培った経験を踏まえて、刺青を仕上げていきます。
その中でも構図・黒・カラーの選定や技法等は、日本伝統刺青において非常に大切な要素だと考えています。
古来より受け継がれてきた日本伝統刺青の在り方を思案し、額の見切り方や構図、全体のバランスを決めていきます。
より伝統的な格好良さを追求しながら、オリジナルの作品をお客様と作り上げていきます。
刺青・和彫りにおいて、メインの図柄に命を与え、見切りの良さを引き立たせるに、”刺青の構図”は最も大切な要素だと考えています。
ご依頼を頂いた後に、身体のバランスや図柄を考慮し下絵を描き上げていきます。
先で述べた刺青の構図や背景をまとめるには、”黒”が非常に重要な要素となります。
深く、濃い黒が入ることにより”ぼかし”の美しさが映え、カラーがより鮮やかに仕上がっていきます。
刺青に使用するインク及び顔料は作品に合う伝統色より選定し、マシンでの施術に加え、”手彫り”の施術も必要に応じて行っています。
手彫りで彫られたカラーは、より深い色をなし、経年とともに深みが出てくると言われています。